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【FMISラジオ掲載】
よっしーの法律相談所 
~終活①~

2024年4月1日



終活について①

 今回は終活について、「これだけは知っておきたい」ことについてお話をさせていただきました。


 終わる活動と書いて終活、この言葉自体は皆さんもご存じだと思います。

では実際に終活をされている方はいらっしゃいますでしょうか。

「まだ早い」や「自分には関係ない」と思っている方はいないでしょうか。

そもそもなぜ終活が必要なのか、そこから考えていきたいと思います。


 終活が必要な理由として2つございます。

1つ目は、ご自身の不安を解消するため

2つ目は、残される家族のため


 1つ目の不安の解消について

「将来自分が認知症になってしまったらどうしよう」「体が不自由になった時の医療や介護はどうしよう」「住んでいる家はどうしよう」「自分が死んだあとはどうなるのだろう」

こういった不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。

そういった不安を解消するために今のうちに備えをしておくことが大切だと考えています。


 2つ目の残される家族のため

自分の親やパートナーが認知症になってしまったらどうしよう、その場合の医療や介護はどうしたらよいか、また家はどうすればよいのかなどなど

残される家族が大変な思いをしてしまう場合もあるかと思います。そのためにもあらかじめどうすれば良いのかを決めておくことで家族に安心感を与えることができます。


 では具体的にどのようなことからすれば良いのか。


 まずはエンディングノートを書くことから始めるのが良いと思います。

エンディングノート、本屋さんで売っている市販のものもございますし、伊豆市の場合には、「もしもノート」という名前で伊豆市のホームページに書式が掲載されているので、それを印刷して使用するのも良いかと思います。


 ではこのエンディングノートにはどのようなことを書けばよいのか。


 主に4つのことを書いておくと良いのではないかと思います。


1自分のこと

2医療・介護、終末期の希望

3財産について

4死後のことについて


 1自分のこと

こちらはご自身の名前、生年月日、本籍地、血液型など基本情報についてのことです


 2医療・介護、終末期の希望

かかりつけ医が誰か、服用している薬はどれか、あるいは、もし認知症になったり、寝たきりになったとき、どういう治療をしてほしいとか。あと、あまり考えたくないかもしれませんが、回復が見込めない状態になってしまったとき、延命措置は希望するか、最期を迎えたい場所、臓器提供のことなどについてです。


 3財産について

預貯金、不動産、株式、保険、年金の情報

借入金、ローン、公共料金やクレジットカードの支払いについてのこと

ネット上の銀行や証券を利用されている場合はID、パスワードの情報がわからないとご家族はそこにアクセスできずに困ってしまう場合がございます。


 4死後のことについて

お葬式の有無、方法、場所、参列して欲しい人、お墓のことについてあらかじめ決めておくことで残された人は安心できるかと思います。



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