今回は、自転車の事故についてお話したいと思います。
最近では、交通事故全体のうち、自転車が絡む事故の割合が増えてきています。自転車と自動車との事故も多いですが、自転車と歩行者との事故や、自転車同士の事故も多くみられます。
自転車は、法律上は「軽車両」という車の仲間として位置づけられています。したがって、法律で決まっている交通ルールを守らなければなりません。
免許がいらず、子供も乗っていることから、自転車について軽く考えてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、自転車に乗るときに守らなければならない5つのルールをお伝えしたいと思います。
まず1つ目に、走る場所ですが、「車道」が原則となります。自転車は車の仲間ですので、車道と歩道が分かれている場合は車道を走るのが原則です。また、車道を走る場合には、車と同じく「左側」を走らなければなりません。自転車レーンなど、自転車が通る用に道路に目印があるのを皆さんもみたことがあると思います。伊豆市でも自転車レーンが引かれている場所が増えてきました。
2つ目は、一時停止の標識があるところでは、自転車も一旦停止しないといけません。また、信号もしっかりと守る必要があります。
3つ目は、夜は、必ずライトを付けることです。
そして4つ目、これは特に大人の方に向けてですが、お酒を飲んだら自転車に乗ってはいけません。車と同じく飲酒運転になります。去年から罰則も強化され、今までは罰則がなかった自転車の酒気帯び運転についても、処罰対象となり、「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」が科されることがあります。また、車と同様に、自転車を運転するとわかってお酒を提供するなど、酒気帯び運転を手助けした人も処罰されるので要注意です。
最後に、ヘルメットを被りましょう。2023年からヘルメットの着用が努力義務化されました。努力義務とはいえ、自転車の死亡事故の約65%が頭部に致命傷を負っているので、自分の命を守るためにもヘルメットを着用しましょう。
今回お話したように、自転車も車と同じように、法律のルールを守る必要があります。万が一、事故を起こしてしまった場合には、車の運転者と同じように、損害賠償責任も発生します。
相手に大怪我を負わせてしまった場合には1億円近い賠償責任が発生することもあります。そのような場合に備えて、保険に入っておく必要があります。
特に、静岡県では、条例で自転車保険への加入が義務付けられました。
既に契約している保険に特約をつけることで、自転車事故による賠償責任もカバーできる場合があります。例えば、自動車保険や火災保険、あるいはクレジットカードに付帯した保険というのもあります。また、TSマークといって、自転車を買ったときに、自転車に付けてもらえる保険もあるので、1度自転車屋さんに相談してみるのも良いかと思います。
自転車だからといって軽く考えずに、しっかりとルールを守って、安全に運転しましょう。