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2025/11/25 2026/01/28

大麻の危険性

 今回は大麻の危険性についてお話したいと思います。薬物犯罪の中で特に青少年に流行っているものは大麻になります。 


 流行りの要因としていくつか考えられます。1つは、誤った情報の氾濫です。
 大麻に関しては、「依存性がない」とか「他の薬物に比べて安全」などという、根拠のない情報がSNSやインターネット上で広まっており、「大麻は危険ではない」という誤解が生じています。

 つぎに、海外での合法化の影響という点もあるでしょう。
 たとえば、カナダやアメリカの一部の州などでは合法化されいるところもあります。このような情報を目にすることで、「大麻は安全なんだ」という認識が広まり、日本でも使用しても問題ないと考えてしまうのかと思います。ただ、世界的にみれば合法化している国はまだまだごく一部です。

 ほかに大麻が流行る理由として、「手軽さと身近さ」もあります。
 大麻は他の薬物に比べて入手が容易であったり、SNSやインターネットを通じて手軽に入手できてしまう、というハードルの低さが、青少年の間で広がる一因となっています。

 

 大麻は他の薬物に比べて安全という誤解があると述べましたが、実際には大麻の危険性は非常に深刻です。

 まず、精神的影響があります。大麻を使用することで精神疾患を引き起こすリスクが高まります。
 例えば、幻覚や妄想、不安感、うつ病などの症状が現れることがあります。特に若者は脳がまだ発達段階にあるので、これらのリスクが高いとされています。

 さらに、認知機能への悪影響もあります。大麻の使用で、記憶力や集中力、学習能力に悪影響を及ぼします。それにより、成績が低下したり、日常生活に支障をきたすことがあります。特に若者の脳はまだ発達途中であるため、これらの影響が大きくなります。

 そして、大麻には依存症のリスクがあります。大麻には依存性がないという誤解がありますが、実際には依存性があります。大麻の使用を続けることで、やめたくてもやめられなくなる可能性が高いですし、さらに他のさらに危険性の高い薬物へに移行するリスクもあります。
 大麻の効力では足りなくなると、さらに強いコカインや覚醒剤にまで至ることが指摘されています。

 最後に、社会的リスクもあります。大麻の使用が発覚すれば、学校からの退学処分や将来の就職に深刻な影響を及ぼします。
 もちろん、違法な薬物ですので、大麻の所持や使用が見つかれば、警察に逮捕されますし、処罰を受けることになります。


 ではどのようなことに注意をしていけばよいのか。

 まずは正しい知識を持つことが大事です。先ほど話したように、大麻には体に与える悪影響が強いですし、依存性もある、ということをよく知るということが大切でしょう。

 もし友達から誘われたり、試してみたいという気持ちが生じたときは、一度立ち止まって考えて、信頼できる大人に相談することが大切です。

 学校や地域のサポートシステムを活用し、健康で安全な生活を守るための行動を取るようにしましょう。

 公的機関にも相談窓口がありますし、病院や民間の自助組織もありますので、気になることがあればまずは相談してみてはいかがでしょうか。

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